
「万が一のために保険が大事」
「投資は早く始めるべきです」
「今使わないと人生損しますよ」
…一度は聞いたことがあるフレーズありませんか?
言っていることは分かるけど、なぜかモヤモヤする。
そんな経験はありませんか?
このモヤモヤの正体は、
実は、性質の違うお金を“ひとつの財布”で考えてしまうことにあります。
そこでこの記事では、お金を「3つの財布」に分けて整理する方法を紹介します。

お金の3つの財布とは(現在/未来/守り)
1)現在の財布:いまの生活を満たすお金
生活費、教育費、趣味、旅行、日々の楽しみなど。
「今の生活の満足度」を支えるお金です。
2)未来の財布:将来の安心を作るお金
老後資金、将来の大きな支出、子どもの教育費(将来分)など。
未来の選択肢を増やすためのお金です。
3)守りの財布:もしものときに生活を守るお金
医療費、収入減への備え、災害・事故、介護など。
緊急時に生活を崩さないためのお金です。
営業トークに違和感が出るのは何を重視しているか?をみる
分けてみると分かりやすいのですが、
世の中の提案は多くの場合、どれか1つの性質に寄りがちです。
それぞれ提案側の立場が変わると、強調される財布も変わります。
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保険の提案だと、「守るためのお金」が最重要の提案になります
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投資(証券)提案だと、「未来のお金」を今すぐ厚くすべきになりやすい
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住宅や買い物提案だと、「現在のお金」が幸せに繋がると提案になります
それぞれの立場では、間違っていません。
ただ、私たちは「現在/未来/守り」の3つの性質のどれを重視するのかは、人それぞれ異なります。
完全に1つのお金の性質を重視すること可能性が低いのですが、
自分自身の価値観とズレて、どれか1つだけを“正解”のように強く勧められると、自分の価値観とズレて、違和感が生まれます。
「バランス」ではなく「価値観」
今日一番伝えたいポイントです。
マネーに関する教科書的な話をすると、
今日紹介した3つを「バランスよく」することが正しいと紹介されることが多くあります。
でも実際は、「現在/未来/守り」どのお金を重視したいかはそれぞれの価値観で大きく変わります。
たとえば――
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「今を大切にしたい」人は、守りに関する話(保険)を強く勧められてもピンと来ないことがあります
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「万が一に備えたい」人は、どんなに良い投資の話でも魅力的に感じにくいはずです
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「将来の安心を作りたい」人は、今の生活の出費を減らして未来に回したいと感じやすい。反対に、生活費を削っていくことが、「今を大切にしたい」と考えている人にとって、ストレスが大きくかかります。
節約生活に関しては、素晴らしいことですが、お金の性質によって相性があり、万人向けでは無いと私は思います。
なので、全部が同じくらい重要という意味ではありません。
むしろあなたにとって大切なお金は、今の状況や価値観で変わって当然です。
だからこそ、最初にやるべきは「何が正解なのかを探すこと」ではなく、
自分が、どのお金を大切にしたいのかを整理することです。
決める前に「軸」を1つ選ぶ
「現在/未来/守り」のうち、どれを大切にしたいですか?
保険、投資信託、貯蓄、節約
世の中には必要だと言われる情報は多いのですが、
1つ1つを必要なのか不要かを考える前に、
あなたにとって大切な軸は何かを考える方が、迷いが無くなります。
最後に30秒だけ(ワーク)
最後に30秒だけ。
「現在のお金/未来のお金/守るためのお金」のうち、今の自分はどれを一番大切にしたいと思いますか?
正解はありません。
1つだけ選んで、理由を1行書いてみてください。
選んだ1つを軸に考えられたら、整理はもう成功です。
(タイプ別の記事も今後書くのでお楽しみに)


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